AIで効率革命

Nano Banana プロンプトパターン集|伝統色×現代レイアウトで魅せるインバウンド向けクリエイティブ

はじめに

ビジネス資料やブログのアイキャッチにおいて、「和風」のデザインは非常に強力な武器になります。しかし、AIに任せると、どうしてもステレオタイプな「古臭い日本」や「中国風と混同されたデザイン」になりがちです。

今回は、伝統的な版画の質感を持ちながら、現代のWebデザインにも馴染む「洗練された和モダン」な画像を生成するためのプロンプトをご紹介します。

Nano Bananaとは

Nano Banana(ナノバナナ)は、GoogleのGeminiで使える画像の「生成」と「編集」の機能です。直感的な操作で、驚くほど高品質なビジュアルを作り出すことができます。

プロンプトの重要性

AI画像生成において、プロンプトは単なる命令文ではなく「デザインの設計図」です。特に日本語のテキストを含む画像生成では、フォントの選び方や文字の配置、そして背景とのコントラスト比率まで詳細に指定することで、初めて「使える」画像が完成します。

プロンプト名

『 粋 -IKI- 』

プロンプトの要素単語

浮世絵モダン、版画テクスチャ、大胆構図

背景と目的

インバウンド需要の高まりや、伝統工芸のリブランディングなど、ビジネスシーンにおいて「日本的な美意識」を求められる場面は増えています。しかし、既存の素材集では他社と被ってしまったり、伝えたいメッセージと微妙にニュアンスがズレてしまうことが課題でした。

このプロンプト『 粋 -IKI- 』は、江戸っ子の美学である「粋」を現代的に解釈し、シャープで力強い印象を与えます。プレゼンテーションの表紙や、Webサイトのヒーローイメージとして使用することで、ターゲットに対して「伝統を重んじつつ、革新を恐れないブランド姿勢」を視覚的に伝えることを目的としています。

生成される画像のイメージ

目指すのは、歌川広重の大胆な構図と、現代のミニマリズムを融合させた「ネオ・ジャポニズム」の世界です。

画面手前にあえて大きなモチーフ(波や山、または抽象的な図形)を配置して奥行きを出しつつ、背景には版画特有のザラつき(木目の質感)を持たせます。色彩は派手な原色を避け、藍色や弁柄色といった「日本の伝統色」をベースに構成。そこに、読みやすさを計算されたモダンな明朝体が、まるで最初からデザインされていたかのように配置されます。


Nano Bananaに入力するプロンプト

以下のコードブロック内のテキストをすべてコピーして、Nano Banana(Gemini)に入力してください。

以下の指示に従って、最高品質の画像を生成してください。

①画像に含める具体的なテキスト内容
画像内には、以下の日本語テキストを、指定された役割に従って配置してください。

・メインタイトル:
「 伝統と革新 」
(配置:画面中央、あるいは視線を誘導する最も目立つ位置に縦書き、または横書きで大きく)

・キャッチコピー:
「 変化を恐れず、波に乗る 」
(配置:タイトルの近傍、読みやすいサイズで)

・箇条書き項目(図解要素として):
1. 「 守破離 」
2. 「 美意識 」
3. 「 独自性 」
(配置:画面下部または余白部分に、リズムよく配置)

②レイアウトと構成の指示
■全体デザイン設定
・トーン: ジャパニーズ・モダン、粋(IKI)、ネオ・ジャポニズム
・ビジュアル・アイデンティティ: 浮世絵の構図理論を取り入れたフラットデザイン
・背景:
  * 和紙特有の長い繊維が見える生成り色のテクスチャ (#FBF6F0)
  * 背景の一部に、かすれたような版木の木目(ウッドグレイン)を適用し、アナログ感を演出
・カラーパレット:
  * ベース: 藍色 (#1E50A2) - 深みのあるジャパンブルー
  * メイン: 弁柄色 (#8E352E) - 力強い赤茶色
  * アクセント: 鶸色(ひわいろ #D7CF3A)または 東雲色 (#F19072) をポイントで使用
  * インク色: 濃墨 (#1B1B1B) - 漆黒ではなく、わずかに青みを含んだ墨色

■画像スタイル
・特徴:
  * 明確な「墨線(アウトライン)」による縁取り。ただし、線は均一ではなく、筆圧による強弱(入りと抜き)をつける。
  * 影(シャドウ)はグラデーションを使わず、ベタ塗りの濃淡で表現する「アニメ塗り」に近いスタイル。
・イメージャリ:
  * 大胆な近景配置(広重のような視点)。
  * 抽象化された「波」「雲(エ霞)」「山稜」を幾何学的に配置。
・構成:
  * 黄金比、または白銀比(大和比)を意識したレイアウト。
  * 余白(Negative Space)を「間」として機能させる。

■タイポグラフィ
・フォントスタイル:
  * タイトル: 筆の入りを感じさせつつも、骨格が幾何学的な「モダン明朝体」または「ロゴタイプ風の筆文字」。
  * 本文・項目: 視認性が高く、線の太さが均一な「オールド系ゴシック体」。
・文字処理:
  * 文字の周囲にわずかな「版ズレ」や「インクの滲み」を再現し、背景の紙質に馴染ませる。
  * 決してデジタルなテキストが浮いて見えないようにする。

③画像サイズ
横幅720px、縦幅460px(固定)

なぜこのプロンプトが良いのか

1. 視覚的な「引っかかり」を作る構図

通常のビジネス画像は要素を均等に並べがちですが、このプロンプトでは浮世絵の手法である「近景の極端な拡大」を取り入れています。これにより、画面に強い遠近感が生まれ、タイムラインで流れてきた際に読者の視線を強制的に止める効果があります。

2. 配色の文化的整合性

AIに適当に「和風」と指示すると、中国風の赤や金が多用されがちです。ここでは「藍色」「弁柄色」「生成り」といった具体的なカラーコードと伝統色名を指定することで、日本人が無意識に心地よいと感じる「本物の和」の色調を再現しています。

3. テキストの可読性と世界観の両立

背景に版画や和紙のテクスチャを敷きつつも、文字色には「濃墨」を指定し、フォントを「モダン明朝」に限定しています。これにより、デザインとしての美しさを保ちながら、図解としての情報の伝わりやすさを損なわないバランスを実現しています。

まとめ

今回ご紹介した『 粋 -IKI- 』プロンプトは、単なる和風画像の生成にとどまらず、そこに「メッセージ」を載せることを前提とした設計になっています。

「伝統と革新」というテーマだけでなく、テキスト部分を書き換えることで「新商品発表」や「企業理念」など、格式高いメッセージを伝えたいあらゆるシーンで活用できます。ぜひ、あなたのコンテンツに合わせて、テキスト内容をアレンジして試してみてください。

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

Nano Banana プロンプトパターン集|ゴシックホラー風で作る圧倒的インパクトのバナー

Nano Banana プロンプトパターン集|ネオンサイバー風で作る、近未来的なバナー制作術

Nano Banana プロンプトパターン集|黄金の幾何学ラインで思考を整理する、ラグジュアリーな図解生成術

PAGE TOP